2023.01.25 22:10
副業で複数の収入源を持つことが必須の時代
副業解禁やパラレルキャリア、複業という言葉が最近増えてきました。
これは今までの働き方を大きく変えるきっかけになります。
今までの日本での働き方は終身雇用や年功序列が基本で会社に忠誠心を捧げる
かわりに 会社から雇用を一生涯守ってもらうこと関係性がありました。
しかし、景気悪化や時代の移り変わりが早くなったことで、企業も柔軟に対応しなければ
会社自体の存続が難しくなってきています。派遣社員の導入だけではコストを賄いきれず、
早期退職勧奨で正社員でも中高年世代を退職させるようになっています。
この流れはどの業界でもありえることで、昔は週6日勤務が当たり前でしたが、
週5勤務が定着化して、今では週3日~4日になり、基本給を下げるような大企業も
出てきて、大企業が副業解禁して、従業員が副業で身につけた知識や人脈、スキルを
本業に活かしてもらいたいという意図もあるようです。
会社がそのような状況ですから、働き手のわたしたちも今後の将来設計をしっかり
考えていく必要があります。一つの収入源に依存する危うさ認識してほしいですね。
これはけっして会社に雇用されている従業員だけの話ではありません。
もし自営業やフリーランスで専業で働いている方々にも言えることです。
わたしがここで伝えたいことは一つの収入源に依存しない体制をすぐに作りましょう
ということです。
今後何年以内に南海トラフ地震や首都直下地震が起こるかもしれない危険性や
未曽有の災害や新型コロナウイルスによるパンデミックのような予想もつかない事態に
遭遇したとき、わたしたちは収入源を一つに頼っていたら、なすすべがありません。
リーマンショックのときの出来事を今でもわたしは思い出します。
トヨタ自動車のような大企業が一気に派遣社員を解雇しました。
派遣社員は住み込みで働いている為、自宅のない状況で
工場近くの寮から追い出されました。
一気にホームレス生活になる派遣社員の方がたくさんいました。
日本を代表する大企業のトヨタ自動車でもこのような状況でしたから、
他の企業でも 正社員解雇や派遣切りは全国各地で起こりました。
わたしたちは今ある一つの収入源で満足して、貯金もせずにパチンコなどのギャンブルに
有り金を全部使ってしまうという生活を改めないと予想もつかない事態に遭遇したときに
一気に転落してしまう危険性はつねにあることを自覚しておいた方がいいです。
ここで提案したいのが今働いている分野や業界とは違うジャンルの副業をもつことです。
株式投資の考え方に卵を一つのカゴに盛るとそのカゴを落とした場合には、
全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、
そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、
他のカゴの卵は影響を受けずにすむ「卵を一つの籠に盛るな」という考え方があります。
特定の銘柄だけに投資をするのではなく、複数の銘柄や商品に投資を行い、
リスクを分散させた方がよいという教え(銘柄分散投資)です。
たしかに自分が慣れたジャンルの仕事は余計なストレスがなく、始めやすい副業では
ありますが、ジャンルを一つに絞ってしまうとその業界の需要がなくなってしまった場合
(たとえばAIによる業務の効率化やロボットが代用してしまうような状況のこと)
今までの経験やスキルがまったく役に立たなくなります。
わたしが従事しているライティングの世界でもCatchy(キャッチ-)、PlayAI(ぷれあい)
などのAIライティングツールが次々と開発されています。
ブログライティングや記事作成で生きてきた人には死活問題になるかもしれませんよね。
このようにネットの世界では日々技術革新が行われているので、
3年前には新しいものでも すぐに陳腐化してしまう世界です。
わたしは副業や複業を選ぶ際にはこのようなネットの世界ではなく、
人と人とのふれあいが 感じられるジャンルを選びたいと考えています。
なぜかというと技術革新の起こりにくいジャンルだからです。
何千年もの昔から続いてきた人と人とのふれあいを感じられる分野はおそらくこれから
どれだけ世界が変わっていっても人間が存在する限りは残っていく職業だと思っています。